2020/10/08 18:37

BIWAKOビエンナーレ始まります。

BIWAKOビエンナーレ2020
1010日(土)~1123日(月・祝)水曜日休場
10001700
滋賀県 近江八幡市 彦根市
https://energyfield.org/biwakobiennale/


時器TOKI-時の器Vessels for Eternity

近年、陶芸家にしか出来ない現代美術とは何か、と考え制作しています。我々陶芸家は、器をつくりますが、見えないものや、形のないものを盛る器をつくることにより、新しい表現が可能だと考え、2010年には、音を盛る器と言うコンセプトで響器‐HIBIKIを制作しました。2012年からは、光を盛るための器というコンセプトで輝器‐KAGAYAKIシリーズを制作しています。2019年には、景色の為の器というコンセプトで景器‐KAGEKIを制作しました。
 今回、時を盛る器という新しいコンセプトで制作しました。信楽透土に葉、花、虫、等の儚いものを焼き付けました。それらの一部は、焼成中に焼失し、一部は灰になり、ガラス化し釉薬になります。写真は、二次元にて時を切り取るものだと思いますが、このシリーズは、三次元にて時を切り取ります。また、陶に置換することによって、半永久性を与えました。陶は何万年も腐さりません。割れない限り、その形、色を永い間保つことが出来ます。時の為の器というコンセプトでつくっていますが、時間という属性を帯びている限り、我々自身も含め、この世に存在する全てのものが時の器と言えるでしょう。このようなことに考えを巡らせて制作しました。

BIWAKO biennale will be started so
!
My new concept works will be on public at BIWAKO biennale.

時器TOKI-Vessels for Eternity
I completed new concept works. I made eternal things from ephemeral things by casting to translucent clay. Ceramic does not decay. Ceramics can keep these shape and color for almost eternal. 
I am trying approach to contemporary art from ceramic art. We as a potter, make vessels. I am making vessels for invisible or things without shapes and volume. For example, vessels for sounds, vessel for light or rays. This time I made vessels for eternity.
https://energyfield.org/biwakobiennale/en/